あらゆるお客さまがご利⽤しやすい鉄道
あらゆるお客さまがご利用しやすい鉄道を目指して、業界トップクラスのユニバーサルなサービスの提供を目指します。
子育て世帯・シニア世代への負担軽減施策
あらゆるお客さまがより安全・安⼼に利⽤しやすい鉄道を⽬指して、ホームと⾞両の段差・隙間の解消などのハード施策の推進とともに、乗⾞券サービスやポイントサービスなどのソフト施策にも積極的に取り組んでいます。
「東急線キッズパス」を⾃動券売機にて⼟休⽇限定で通年販売

2021年以降、域内移動需要の創出を⽬的として、シニア層を対象としたデジタルチケット「東急線乗り放題パス(over60)」の発売や、⼩児のお客さまが⼟休⽇において100円で東急線が1⽇乗り降り⾃由になる「東急線キッズ100円パス」の発売、東急線沿線情報誌「SALUS(サルース)」と連携した世⽥⾕線1⽇乗り放題デジタルチケットの無料配布など、あらゆる⼈や⽬的に応える乗⾞券サービスに関する実証実験を展開してきました。
これらの実験の結果を受けて、2024年3⽉より「東急線キッズパス」を東急線各駅の⾃動券売機にて⼟休⽇限定で通年販売を開始しました。通常の東急線ワンデーパス(⼩児:390円)と⽐較して、約7割以上もお得に利⽤できることから、より多くの⼦育て世代のお客さまにご利⽤いただき、継続的な負担軽減に取り組みます。
今後も⼦育て世代やシニア層など、東急線をご利⽤になるさまざまな⽅の⽬的・ご要望に応える鉄道サービスを実現するために、幅広いサービスを提案していきます。
バリアフリーの強化
あらゆるお客さまが利⽤しやすい鉄道駅を⽬指し、段差の解消が必要とされていた99駅全駅でバリアフリールートの整備を完了しています。
東横線・⽥園都市線渋⾕駅の出⼊⼝B7や出⼊⼝A6におけるエレべーターの整備、⽥園都市線三軒茶屋駅、桜新町駅に加え、2024年6⽉に⽥園都市線駒沢⼤学駅⻄⼝でのエレべーターの増設⼯事なども完了し、すでに運⽤を開始しました。
さらに、全駅で点字運賃表を設置しており、⾃動券売機、⾃動改札機でも点字表⽰をしているほか、構造が複雑な駅では、構内の施設の場所や現在地を点字でご案内する触知案内板を設置しています(⼀部⾳声案内付き)。
ホーム上においても、どちらがホームの内側か分かるように、内側に凸型の線のある内⽅線付き点状ブロック(ホーム縁端警告ブロック)を、センサー付き固定式ホーム柵を設置するすべての駅に敷設しています。
駅構内トイレ「3つの100%」を完了
東急線各駅で使いやすい洋式トイレを整備
これまで、東急線各駅において、お客さまがご利⽤しやすいよう構内トイレの⼤便器洋式化およびウォシュレット設置の取り組みを2014年度より進めており、2023年3⽉にすべての駅構内トイレで完了。2021年2⽉に完了した構内トイレ洗⾯器の⾮接触・⾃動⽔栓化100%と合わせて、「3つの100%」を達成しました。
さらにより使いやすい多機能トイレを⽬指して、全室オストメイト(⼈⼯的な排泄機能を持つ⽅)にも対応。お⼦さま連れのお客さまのためにベビーベッドも設置しています。
2024年1⽉に新設された東⽩楽駅の構内トイレには、環境に配慮した下⽔汚泥を焼却した灰を材料に使⽤したタイルを⼀部壁⾯に採⽤しています。


3つの100%

当社線内構内トイレの⼤便器洋式化 100%
設置駅88駅568台(なお、全個室内にシートクリーナーを設置)荏原中延駅、世⽥⾕線(上町駅除く)、こどもの国線は構内トイレがございません。
ウォシュレット®設置 100%
「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です。
⼿洗器⾮接触・⾃動⽔洗化 100%
多機能トイレ内の補助的⼿洗器・オストメイトは⼀部⼿動⽔洗です。
おもてなしガイド
アナウンス⾳声などを多⾔語化し訪⽇外国⼈をサポート
2019年8⽉より、今後増加する訪⽇外国⼈に東急線を安全・安⼼・快適に利⽤してもらうために、ヤマハが開発した⾳響通信技術「SoundUD」を⽤いた⾳のユニバーサルデザイン化⽀援システム「おもてなしガイド」を、東急線全駅(世⽥⾕線・こどもの国線を除く)と全列⾞に導⼊しています。
駅係員・乗務員に配布しているタブレット端末に「おもてなしガイド」の放送⽤アプリをインストールすることで、災害・輸送障害時の計画運休・間引き運転・折返し運転などに関する案内のほか、駆け込み乗⾞といった注意喚起など、48種類のアナウンスを「⽇・英・中・韓」の4⾔語での放送が可能に。駅構内では、駅の放送装置とタブレット端末を接続することで構内放送を⾏い、列⾞内においては⾞掌マイクを通じてタブレット端末から発せられる⾳声を放送します。
また、駅・列⾞でアナウンス⾳声とあわせて「⾳声トリガー」と呼ばれる⾳響通信⾳を流しており、お客さまはスマートフォンなどにインストールした「おもてなしガイド」アプリで受信した放送内容を13⾔語の⽂字情報で確認できます。
当社では、これまで駅案内サインの駅ナンバリング化や4⾔語による表記の拡充、駅の改札窓⼝などでの1対1の多⾔語ご案内強化に取り組んできましたが、「おもてなしガイド」を活⽤することで、特に災害・輸送障害時に、今まで以上により多くの訪⽇外国⼈に迅速かつきめ細かな情報提供を⾏っていきます。
また、ホームページの多⾔語対応や券売機の⾔語拡充を進めるなど、今後もさまざまなインバウンド向けの施策を進めていきます。
放送⾳声:4⾔語
⽇本語、英語、中国語、韓国語
多⾔語表⽰:13⾔語
⽇本語、英語、中国語<簡/繁>、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、タイ語、タガログ語、ベトナム語、マレー語、インドネシア語

